リクガメ全種の中で見た目の人気はインドホシガメが一番人気だと個人的考えています。
体に入星上の模様には個体差があり、同じ模様のインドホシガメは存在せず、とてもきれいなシルエットで魅了された結果、飼育をはじめる方もたくさんいると思います。
この記事では、インドホシガメを上手に飼育するための基本やテクニックを可能な限り紹介していきます。
初心者の方、他の種類のリクガメも飼育してみたい!
という方はぜひ参考にしてみてください。
インドホシガメの生体と入手方法
生体
野生の分布では、インド、スリランカ、パキスタンを主に生息しており高温多湿を好む種類です。野生下では、林や砂漠の周辺で活動していることが多い生体です。
入手方法
2019年よりワシントン条約の改正により附属書Ⅱから附属書Ⅰへ変更となりました。
これにより国際取引は禁止。ブリーダー等からの国内取引でないと手に入れることはできなくなりました。
ワシントン条約に関するして詳細を知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。
インドホシガメの特徴
インドホシガメの寿命や、飼育する環境、エサなどの特徴について紹介していきます。
これから購入を検討している初心者の方は参考にしてみてください。
インドホシガメの最大甲長
インドホシガメの平均甲長で20cm~30cm、最大甲長は約38cmになります。
リクガメ界では一般的な大きさといえるでしょう。オスのほうが一回小さいとも言われています。
大型のリクガメですと部屋を一部屋与えたり、庭やベランダで離し飼いが必要な種類も存在します。
インドホシガメを飼育するとなれば、最低90cm×40cmくらいの飼育ケージを用意してあげましょう。
幼体の頃は小さくても問題ありませんが、成長する時に大きな飼育ケージを用意するのは二度手間なので、最初から90cm×40cm以上の飼育ケージの準備をオススメします。
インドホシガメの寿命
寿命は平均して30~50年になります。
他のリクガメと比べても同じくらいになります。
上手に育てることができたり、個体に恵まれたら、もう少し長生きする個体も存在します。
丈夫で長生きさせるためにも、正しい飼育方法を覚えましょう。
インドホシガメのエサ
インドホシガメは草食性が強い種類です。
具体的には下記の4種類を1食にバランスよく取り入れるのが理想です。
- チンゲンサイ、小松菜、レタスなどの野菜
- オオバコ、クローバー、タンポポなどの野草
- バナナ、イチゴ、ブドウなどの果物
- シイタケ、マイタケなどキノコ類
バランス的には 野菜・野草:8 に対して 果物・キノコ類:2が理想です。
準備できそうにないときには、市販の栄養バランスが考えられたリクガメフードを与えることで栄養バランスを補うようにしましょう。
リクガメに与えても問題のないエサリストを下記の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
インドホシガメの飼育環境
インドホシガメは飼育するには高温多湿な環境が必須となります。
インドホシガメの幼体・成体に関係なく下記の温度・湿度管理が必要になります。
飼育ケージ内温度 28℃~32℃
飼育ケージ内湿度 70%~80%
リクガメ飼育において温度・湿度管理は避けて通れません。
温度管理方法
温度管理では市販のタイマーサーモ等を上手に活用することで、飼育者不在の時でも温度の管理を行ってくれます。
湿度管理
日本の気候で夏場は湿度が高めですが、冬場は湿度が低いため気合を入れた湿度管理が必要になります。
加湿方法としては下記の方法があります。
- 加湿器の設置
- 保湿性のある床材
- 床材に都度霧吹きをする など
湿度を上げるということはとても難しいですが、インドホシガメを飼育するためには頑張りましょう。
インドホシガメ飼育に必要なもの一覧
初めてインドホシガメを飼育をする方は必見です。
これから紹介していくグッズは最低でも必要なものになります。
インドホシガメの飼育用ケージ
先ほども述べたように、成体になれば平均甲長は20~30cm程度、最大甲長38cmと言われているので、飼育ケージは最初から90cm×40cm以上のものをオススメします。
値段は高いですが、爬虫類メーカーから販売しているものは丈夫でオススメです。
インドホシガメの床材
インドホシガメは多湿系のリクガメの種類に分類されます。
床材と使用するのであれば、保湿力の高い床材を使用するのがオススメです。
ヤシガラや赤玉土などに水分を含ませて使用するようにするとよいと思います。
また、床材の粒が小さいものはリクガメの誤飲が考えられるので、大きめの粒の床材を私は推奨します。
紫外線ライト
インドホシガメの成長には紫外線は欠かせません。
リクガメは紫外線を浴びることで、体内でビタミンDを生成し甲羅の成長に必要なカルシウムを吸収します。
太陽光の日光浴は仕事などをしているとなかなか難しいので、紫外線ライトは必須です。
シェルター
リクガメが隠れるのに必要です。
紫外線に当たりたくないときや日陰で温度調整、暗い場所で睡眠したいときに必要になります。
リクガメはすぐに成長してしまいますので、多少大きいものでも問題ないと考えます。
エサ皿や水入れ
リクガメの給餌に必要なものです。
爬虫類専用の皿でなくても問題ありませんが、皿が軽いとエサや水がひっくり返ってしまい、散らかりますので注意しましょう。
インドホシガメは多湿を好むので、水入れは浅く大きめのものを用意してあげるようにしましょう。
飼育ケージ内の湿度を上げる効果も期待できます。
インドホシガメの値段
2019年よりワシントン条約の改正により附属書Ⅱから附属書Ⅰになった関係で以前より値段は高騰しました。
以前であれば幼体で¥10,000~¥20,000で購入することができましたが・・・
2023年11月末時点の独自調べですと、
幼体で\100,000~\150,000、成体で\200,000~\300,000 です。
約10倍になっていました。
インドホシガメの飼育を検討している方は、しっかり飼育できるか検討してから購入するようにしましょう。
おわりに
インドホシガメは小型で、初心者~ベテランの方まで人気がある種類になっています。
甲羅のシルエットが美しく私自身も購入して飼育してみたい種類の一種ですが、温度湿度管理が難しいので考え中です。
初心者の方はヘルマンリクガメやギリシャリクガメ、ロシアリクガメなどは小型で初心者でも飼育しやすい種類なのでオススメです。
飼育をしてみようと思う方は、長生きする生き物なので大切に育ててあげましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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