飼育しやすいリクガメの上位にランクインしやすいほど人気なギリシャリクガメ。今回はそんなギリシャリクガメについて紹介していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください!
ギリシャリクガメの生体
名前の由来は、ギリシャ絨毯に施されている模様の「ギリシャモザイク」に似ていることが由来で、国名のギリシャとは全く関係ありません。

生息地は北アフリカ、ヨーロッパ西南部、中近東など低温、高温、乾燥、多湿と様々な場所で生息しています。また甲羅に関しては、黒色、オリーブ色、黄色、灰色などカラーバリエーションに富んだ色を持ち、甲羅の模様も様々です。
そのためギリシャリクガメは細かく亜種分けされていますが、どこまでが亜種で、どこまでが別種なのかの境界線ははっきりしていないのが現状です。
ギリシャリクガメの特徴
ギリシャリクガメの大きな特徴はありません。強いて言うならば
- 甲羅の色が多用である。
- 甲羅の模様が多用である。
この2点かと思います。
性格はとてもおとなしく、人間にもなつきやすい種類です。

寿命
寿命は平均して15年~25年になります。他のリクガメと比べると少し短くも感じます。上手に育てることができたり、個体に恵まれたら、もう少し長生きするかもしれません。
甲長
最大甲長は20~25cm程度、調べた中には最大甲長38cmという参考書もありました。リクガメの中では中くらいの部類になります。飼育するとなれば、最低120cm×45cmくらいが理想かと思います。
飼育環境
比較的飼育しやすい部類のギリシャリクガメですが、高温多湿は嫌がります。そのため昼が28℃~30℃、夜が24℃~28℃で設定してあげましょう。温度や湿度は個体差があるので、飼育しているうちにどの辺の温度が過ごしやすいのかが分かってくると思います。
エサ
一般的なヘルマンリクガメやロシアリクガメ同様、草食になりますので野草や葉野菜を与えましょう。詳しいエサに関しては別の記事でも紹介しています。
ギリシャリクガメの入手方法と値段
ギリシャリクガメは人気の高い種類なのでホームセンターでも販売されていることは多々あります。しかしホームセンターの店員はリクガメのプロではないので、飼育環境が悪く弱っているリクガメを販売していることもあります。
そのため私個人的には、爬虫類ショップや販売会などでの購入をお勧めします。特にギリシャリクガメは甲羅の色や模様の個体差が大きくたくさんの個体の中から選ぶほうが、自分好みの個体に出会える可能性が高くなるからです。
値段は幼体ならば1万円~2万円程度。成体なら2万円~3万円程度だと思います。

おわりに
ギリシャリクガメと一言で言っても、様々な甲羅の模様や色があります。なので自分の気に入った甲羅のギリシャリクガメを飼育することをおススメします。そのほうが愛着が大きくなり、飼育も楽しくなってくるかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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