のんびりとしているリクガメですが種類によって最大甲長、甲羅の模様、値段など様々になっています。この記事では、初心者が飼育するのにオススメな種類を紹介していきたいと思います。
初心者に最もオススメなリクガメ3種
リクガメは本来日本には存在しない生き物になります。そのため日本で飼育するとなると飼育環境を整えてあげる必要があります。初心者の方が温度や湿度管理をするのはとても大変なことです。そこで日本の気候でも比較的飼育しやすい3種類のリクガメを紹介していきたいと思います。
ヘルマンリクガメ
ヘルマンリクガメはペットとして代表的なリクガメです。ヒガシヘルマンリクガメとニシルマンリクガメの二種類に分類することができ、ヒガシヘルマンリクガメは流通量が多く入手しやすいですが、ニシヘルマンリクガメはあまり多くありません。どちらも丈夫で小柄なためスペースを確保しやすくペットとして人気の種類となっています。
ヒガシヘルマンリクガメ | ニシヘルマンリクガメ | |
寿命 | 30年~50年 | 30年~50年 |
最大甲長 | 20~30cm | 18~25cm |
価格(幼体) | ¥10,000~¥30,000 | ¥20,000~¥40,000 |
入手難易度 | 容易 | 普通 |
飼育難易度 | 初心者~ | 初心者~ |
ヨツユビリクガメ
別名でロシアリクガメ、ホルスフィールドリクガメと呼ばれることもあり、流通量も多くペットとしても飼いやすく人気の種類です。名前の通り四肢に4本の爪と穴を掘って冬眠する習性があるのが特徴です。
寿命 | 30~50年 |
最大甲長 | 20~25cm |
価格(幼体) | ¥10,000~¥20,000 |
入手難易度 | 容易 |
飼育難易度 | 初心者~ |
ギリシャリクガメ
ヘルマンリクガメと外見がよく似ていますが、甲羅の模様が「ギリシャ織」に似ていることが由来となったギリシャリクガメ。様々な模様があり、日本での流通量も多く入手しやすい種類です。
寿命 | 30~50年 |
最大甲長 | 20~30cm |
価格(幼体) | ¥10,000~¥15,000 |
入手難易度 | 容易 |
飼育難易度 | 初心者~ |
初心者・中級者にオススメなリクガメ3種
一度はリクガメを飼育したことがあり、温度・湿度管理、日々のお世話ができる人にオススメなリクガメ達を紹介していきます。二匹目に違う種類のリクガメが欲しいと感じている人にもオススメなので参考にしてみてください。
パンケーキリクガメ
最も大きな特徴として、他のリクガメでは類を見ない平たい甲羅の形が特徴です。甲羅は他のリクガメよりもやわらかく、模様も様々で、くっきりとした模様から薄い模様の個体まで幅広く存在します。また温度・湿度に敏感な種類なので、ペットとして飼育するのであれば中級者向けです。ユニークな見た目から人気の種類ですが、流通量は少なめなためすぐに入手とはいかないかもしれません。
寿命 | 20~30年 |
最大甲長 | 15~20cm |
価格(幼体) | ¥10,000~¥20,000 |
入手難易度 | 困難 |
飼育難易度 | 中級者~ |
インドホシガメ
ホシガメにはビルマホシガメとインドホシガメの2種類が生息しています。ビルマホシガメは生息数の少なく流通量はかなり低いのが現状です。そのためホシガメ=インドホシガメがほとんどで、名前の由来はインドに生息していることと、甲羅の模様が星に見えることから名付けられました。インドホシガメも温度・湿度に敏感な種類なので、ペットとして飼育するのであれば中級者向けです。また2019年11月から商業目的での輸入ができなくなってしまったので、今後入手は困難になっていくことが予想されています。
寿命 | 30~50年 |
最大甲長 | 20~40cm |
価格(幼体) | ¥30,000前後 |
入手難易度 | 困難 |
飼育難易度 | 中級者~ |
ケヅメリクガメ
ペットとして飼育することができる最大のリクガメがケヅメリクガメかと思います。 幼体での流通量も多く、丈夫で長生きする個体なので初心者でもお勧めできます。 しかし、最大甲長80cmまで育つこともある個体なので、飼育できる環境を予め準備しておくことが必要となってきます。
寿命 | 30~50年 |
最大甲長 | 60~80cm |
価格(幼体) | ¥20,000~¥30,000 |
入手難易度 | 容易 |
飼育難易度 | 中級者~ |
おわりに
リクガメと一口に言っても大きさから甲羅の模様まで多くの種類がいます。
この記事を参考にしていただいて、リクガメを迎えてあげてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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