気持ちよさそうに日光浴をするリクガメですが、健康管理には欠かせないものなのです。この記事ではリクガメの日光浴の必要性とやり方、注意点について紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
紫外線の効果
リクガメにいくらカルシウムやビタミンを与えても、日光浴ができなければ意味がありません。日光浴はリクガメが紫外線を浴びて、体内のカルシウムやビタミンDを合成する際に、冷えた体温を上昇させて消化吸収を助けるための大切な行動です。また体を乾燥させたり、紫外線によって真菌類の感染、皮膚病の予防など様々な効果もあります。
太陽光で日光浴させる場合
ゲージから出して日光浴をさせる
夏場など外が暖かい気候の時は、ゲージから出してあげての日光浴をオススメします。リクガメが自分の気分で日光浴ができるためストレス解消や運動もでき、たくさんのメリットが生まれます。ゲージから出す場合、暑くなれば自分で過ごしやすい場所を探せるので、数時間日光浴させても問題ありません。ただし注意点がいくつかあります。
- 広いスペースで日陰や隠れる場所を用意してあげる
- 猫やカラスなど外敵に襲われないようにする
- リクガメが逃走しないように、よく見ておく
大切なリクガメを守るために上記のことは注意してあげてください。
ゲージ内で日光浴をさせる
ゲージ内で日光浴させる場合は逃走や隠れる場所の心配はないと思います。ゲージ内の場合は1回20~30分程度で十分かと思います。また冬など外の温度が低い時期はゲージ内の保温球で温めながら、日光浴をさせてあげるのが効果的です。またゲージ内だからこその注意点をいくつか述べておきます。
- ゲージ内の温度が上がりすぎて体調不良の原因になる
- 脱水症状を起こしてしまう
特に夏場はゲージ内が高温になりやすいです。水飲み場は忘れることのないようにするのと、温度管理を徹底するようにしてください。
ガラス越しの日光浴でもいいのか?
結論から言うと、ガラス越しだけではダメだが、やらないよりはマシだと思います。理由の前に紫外線UVAとUVBについて紹介したいと思います。
紫外線UVA
紫外線の波長で400~315nm(ナノメートル)をUVAと総称しています。最も多く地表に到達しているのがUVAで、リクガメへの働きとして正常な繁殖や脱皮、食欲増進に必要になってきます。
紫外線UVB
紫外線の波長で315~280nm(ナノメートル)をUVBと総称しています。ビタミンD3を皮膚で生成する働きがあり、このビタミンD3が体内でカルシウムやリンの吸収に大きな役割を果たしています。
ガラス越しですとUVBは通過できず吸収されてしまいます。しかし、UVAは通過していくので、ガラス越しでも日光浴をさせないよりはマシになります。足らずのUVBを補うには紫外線ランプを用いて補うようにしましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。私のおすすめの日光浴のやり方は夏場は外でゲージから出して日光浴をさせる。冬場は寒いので、ゲージ内で日光浴をさせてあげて、温かい部屋で運動させることをおすすめします。リクガメは気持ちよさそうに日光浴をします。積極的に日光浴をさせてあげましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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