リクガメは種類によりますが、自然界において冬眠する生物です。
しかし、気候の違う日本で飼育環境も自然界と異なる状態で、リクガメは冬眠させても問題ないのでしょうか。
私個人的な意見としては冬眠はオススメしていません。
この記事では、飼育しているリクガメの冬眠をオススメしない理由と冬眠のメリット・デメリットについて、私自身の飼育経験も含めて紹介していきます。
冬眠させようか悩んでいる方、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
リクガメを冬眠させるメリット・デメリット
冬眠させるメリット
冬眠中のリクガメのお世話がなくなる
冬眠中はリクガメの世話をしなくて済みます。
それによって飼い主の手間や、エサ代・電気代が発生しなくなります。
微々たるものですが費用と手間が抑えられます。
繁殖能力を保つ
リクガメの冬眠は自然界で長い年月をかけて構築された能力であり、繁殖能力に多少なりとも影響があると言われています。
リクガメの繁殖を考えている方は、冬眠がより自然界に近い環境になり繁殖しやすいと考えます。
冬眠させるデメリット
失敗するリスクがある
冬眠に失敗するとリクガメが亡くなってしまいます。
失敗例としては
- 冬眠前の絶食期間中に栄養失調で亡くなる。
- 冬眠中に温度管理が不十分で凍死してしまう。
- 暖かくなって冬眠から目覚める時期に、目覚めず亡くなる。
など、他にも例があると思いますが、代表的なものを挙げてみました。
死んでしまうことがなくても、体調不良を起こす可能性もリスクとして挙げられます。
リクガメの冬眠準備と冬眠スペースや設備が必要
リクガメを冬眠させるためには、徐々にエサを与えないようにしたり、排泄を促したりと通常のお世話と違ったことが必要になり、労力が発生します。
また、冬眠をさせるためには専用のケージや土、専用ケージを保管する場所が必要になるため、設備側でもコストと労力が発生するので、デメリットになります。
【結論】基本冬眠はオススメしない。繁殖予定、自信があるかたのみ。
私個人的には、繁殖予定がないのであれば冬眠させないほうが良いのではないかと考えます。
理由としては、リクガメが死んでしまうリスクが大きすぎるからです。
初心者の方ですとリクガメの冬眠はとても難しく行わないのが無難です。
また、普段のお世話から冬眠用のお世話に毎年切り替えるもの正直大変なことです・・・
また、リクガメは冬眠する種類・しない種類がありますが、亜種というものが存在し本当に冬眠させても問題ない種類なのかあやしいところです。
以上のことから私はリクガメを冬眠させることはオススメしません。
おわりに
今回はリクガメの冬眠をオススメしない理由とメリット・デメリットについて紹介してきました。
リクガメの冬眠は自然界の理にかなっているのかもしれませんが、死んでしまうリスクを考えた結果、私は行っていません。
それでも、リクガメの繁殖を考えている方、冬眠させてみたい!という方は、下記の「リクガメの冬眠方法」に関する記事を参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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