飼育しているリクガメの鼻から鼻水が出ている、異物で鼻の穴が塞がりそうになっている、前と比べて何かがおかしい。
そう感じたら、鼻の病気を疑ってみましょう。早期発見が、重要となってきます。
この記事では、リクガメの鼻に関する症状から考える病気や原因と予防対策を紹介していきます。
飼育しているリクガメに同じ症状がみられていないか、見られていればどのように対処すればよいか、参考にしてみてください。
鼻の病気の疑いがある症状と考えられる病気一覧
下記に症状と考えられる病気をまとめてみました。
症状 | 考えられる病気 |
鼻水がでている | 鼻炎、肺炎、口内炎 |
鼻がつまっている | 鼻炎、肺炎、口内炎 |
鼻から出血している | 鼻炎、肺炎、口内炎、 落下による損傷 |
鼻炎から肺炎に悪化する例が多い
鼻炎を起こすような環境で飼育をしていると重篤な症状の肺炎になってしまうことが多い。
栄養状態が悪いと抵抗力の低下から肺炎になることもあれば、排泄物の染みた床材の粉塵などを
吸い込み、呼吸器の感染症も起こすとエサだけでなく、水も飲めなくなり急激に弱ってしまいます。
リクガメが1度肺炎になってしまうと、完治しにくいので注意が必要です。
考えられる原因

原因として考えられるものは下記になります。
- 飼育環境下の温度が低い
- 飼育環境下の湿度が高い
- 床材のアレルギー反応
- 床材の手入れ不足
鼻の病気の予防と対策
飼育環境下での温度・湿度管理の見直し
リクガメの種類ごとに、適切な飼育温度・湿度がありますので早急な見直しが必要になります。
温度が低い、湿度が低い → 粘膜を生成しにくくなり感染症リスクが上がる。
温度が高い、湿度が高い → 不衛生な環境になりやすく、細菌やカビが繁殖。
床材の種類、交換頻度の見直し
床材に関してもリクガメの種類だけでなく、個体ごとにも合う、合わないが存在します。床材の種類を交換した直後はリクガメの様子には注意しておかなければなりません。
また、床材の手入れを怠ると、床材に染み込んだ尿や糞から細菌・カビが繁殖したり、細かくなった床材が多く存在していると鼻から吸い込んでしまい、鼻詰まりの原因にもなります。
床材は種類の適否と、こまめな手入れ、定期的な床材の交換を行いましょう。
鼻の病気の疑いのある症状が見られたら
上記の症状が見られたら、床材の交換やケージ内の掃除、早急な温度・湿度の調整を行う程度しかできません。
できるだけ早急にかかりつけの病院で診てもらい、医師の指示に従うようにしましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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