他の人はケージのレイアウトをどのようにしているのだろうか。
初心者の方は気になると思います。
そこで今回は私が飼育しているニシヘルマンリクガメの夏用ケージレイアウトを紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください!
なぜ夏用・冬用でレイアウトを変えるのか?
そもそも夏・冬でレイアウトを変える理由として、ケージ内の温度管理が違うからです!
リクガメは基本25℃~32℃くらいで飼育するのが理想です。
さらに種類によっては細かな湿度管理が必要なリクガメもたくさん存在します。日本は四季がある国なので当然季節によって温度や湿度が違ってきます。
本来であれば四季ごとにケージのレイアウトを変えるのが理想ですが、この記事では大まかに夏用・冬用で記載していきます。
冬用ケージレイアウトに関しては下記の記事で紹介しています。
私のリクガメ夏用ケージのレイアウト
私のケージは自作した木製ケージになります。幅1020cm×奥行き40cm×高さ40cmを使用しています。
また夏用・冬用で変えているのはヒーターの数と設置個数程度なので、この記事では水飲み場やエサ置きの紹介は省略します。
では、それぞれについてエリアごとに絞って紹介していきます。

A 上から温めるスポット
Aエリアは温度の調整ができないエリアのため、夏場はほとんど使用することはありませんが、置いておくと暗所になるので、設置しています。
また夏場でもたまに寒い日もありますので、そのような時にはこのスポットのヒーターを使用することもまれにあります。
使用しているヒーターは「みどり商会 ダントツ M」になります。
B 爪研ぎスポット
冬用ケージレイアウトの際は下から温めるスポットでしたが、夏用ケージでは歩いている際に爪を研いでもらうようレンガを配置しています。
紫外線スポットや給水・給餌エリアの近くはよく通る場所なので、その付近に配置しています。
使用しているレンガはホームセンターなどで置いてある一般的なものですが、下記のものが一番近い種類かと思います。
C 一定の温度で温めるスポット
Cエリアでは28℃~32℃で温度を保っているエリアになります。
「ジェックス タイマーサーモ RTT-1」を通すことによって一定の温度管理をすることができます。リクガメ飼育するうえでタイマーサーモは必須なので、持っていない方は購入をお勧めします。
Cエリアの保温に関しては「ジェックス エキゾテラ ヒートグロー 赤外線照射スポットランプ 50W 」を使用しています。
D 紫外線スポット
Dエリアはリクガメが日光浴するエリアです。こちらも「ジェックス タイマーサーモ RTT-1」を通して8:00~16:00までの時間で照射しています。日光浴はリクガメの成長に欠かせないものになりますので、365日同じ時間照射するようにしています。
Dエリアの紫外線に関しては「ジェックス エキゾテラ レプタイルUVB100 26W」を使用しています。
E 給水・給餌スポット
こちらはリクガメがエサを食べたり、水分補給するエリアになります。最近ですが食べこぼしや飲みこぼしが床材に触れるのを防ぐために、給餌皿の下に人工芝を敷いてみました。
最近は人工芝の下に身を隠すのが、ゴンちゃんのマイブームみたいです。

夏から冬にかけてヒーターの数を増やす
上記のヒーターは4月から10月の間の期間のみになります。11月から3月にかけてはAエリアのヒーターを使用したり、リクガメのお腹から温めるヒーターを使用しています。
Cエリアの保温球、Dエリアの紫外線ライトは「ジェックス タイマーサーモ RTT-1」を通して温度、紫外線管理をしているので、基本的に外すことはありません。
それ以外のヒーターのON、OFFは外の温度を考えて調整しています。
また、Aエリアのヒーターはチェーンで上から吊るしているので、カラビナ等でチェーンの長さを変えれば、リクガメに直接あたる熱を調整できます。
湿度の高い夏場はファンで調整
多湿地帯に生息するような成体のリクガメは問題ないかもしれませんが、乾燥地帯に生息しているリクガメにとって、日本の夏場はかなりしんどいはずです。
なので、日中の暑い時間帯だけでもケージ内を換気することをおススメします。サーキュレーター等で湿気をとばしてあげるようにしましょう。
おわりに
夏場なのでヒーター等が必要ないように感じますが、ケージ内の温度勾配をつけて、リクガメが過ごしやすい場所を見つけるためにも、最低1か所以上はヒーターの使用が必要になります。
またリクガメはエサの野菜や野草から水分を補給することがほとんどですが、夏場はエサの水分がなくなってしまい、給水場から水分を補給することもあります。
人間同様にリクガメも熱中症にかかる生き物なので、飼育には十分に注意してください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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