甲羅の模様や色、形のどれをとっても美しいのがこのホウシャリクガメ。「憧れのリクガメ」とも言われているみたいです。
この記事ではそんなホウシャガメについて紹介していきたいと思います。
ホウシャガメの生体
ホウシャガメの別名はマダガスカルホシガメになります。
生息地はマダガスカル島南部やマスカリン諸島などの乾燥した環境に生息していますが、日本のようなな多湿な季節でも生息することができます。
また低温にも強く、リクガメ初心者でも飼育しやすい種類でもあります。
ホウシャガメの特徴
特徴は高く盛り上がったドーム状の黒い甲羅に黄色いラインがホウシャ状に入っているのが特徴です。
寿命
野生下では100年、飼育下で50年程度になります。他のリクガメと比べるとても長生きする種類になります。飼育するとなれば孫の代まで面倒を見てくれ人を探さないといけないかもしてません。
甲長
最大甲長は野生下で40cm程度、飼育下で35cm程度になります。飼育できるリクガメの中では中の上程度になります。飼育するとなれば、1部屋もしくは屋外での飼育も検討が必要になります。
飼育環境
湿度変化に強く、低温にも強いので比較的飼育しやすい部類のホウシャガメですが、乾燥させすぎると体調を崩す可能性があります。そのため飼育場には水飲み場を一つ常設しておくくらいが丁度良いかと思います。
エサ
エサは葉野菜や野草を中心とした、他の草食系のリクガメとほとんど変わりません。果物や人工フードなどの与えすぎに注意しましょう。
ホウシャガメの入手方法と値段
入手方法
ホウシャガメの入手方法ですが実際のところほとんど入手できないでしょう。
というのもホウシャガメはCITESⅠ類に分類されており、海外からの輸入はありません。入手できるとすれば国内で飼育している方が市場に売り出すことがあったときのみです。なので入手は困難な種類になります。
値段
値段は50万~300万円程度です。
流通量の少なさから考えても妥当な価格かと思います。市場で見ることができただけでも貴重な種類なのがホウシャガメなのです。
おわりに
ホウシャガメは流通量が少ない上に価格も高い種類のリクガメなのです。「憧れのリクガメ」にふさわしい甲羅の美しさを兼ね備えています。
ちなみに上野にある国立博物館にはリクガメ界を代表してホウシャガメの剥製?標本?が展示されていました。
運よく飼育することができたら、「種の保存」を目的に大切に育ててあげましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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