パンケーキリクガメは甲羅の厚みがとても薄く、大変特徴的なリクガメです。今回はそんなパンケーキリクガメについて紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
パンケーキリクガメの生体
名前の由来は、パンケーキ状の見た目からパンケーキリクガメになったと言われています。
生息地はケニア中部~南西部、タンザニアの北部から中部が一般的で、丘陵地や林、サバンナなど乾燥した地域に生息しています。暑い日中は岩盤の割れ目に隠れていて、朝夕などに活発に活動します。
パンケーキリクガメの特徴
なんといっても一番の特徴は甲羅になります。他のリクガメと違う点は
- 甲羅の厚みが非常に薄い
- 甲羅そのものが柔らかい
この二点が見た目の大きな特徴になります。
寿命
寿命は平均して15年~25年になります。他のリクガメと比べると少し短くも感じます。上手に育てることができたり、個体に恵まれたら、もう少し長生きするかもしれません。
甲長
最大甲長は15~18cm程度になります。リクガメの中では小柄な部類になります。飼育するとなれば、最低90cm×40cmくらい,で1ゲージに1匹で飼育しましょう。狭すぎるゲージですとストレスになり、また発情すると攻撃的になるためです。
飼育環境
昼が30~32℃、夜が28~30℃くらいを目安にしてみてください。野生化では一日の大半の時間を岩の隙間に身を潜めています。なので飼育可でも岩を模したシェルターなどを用意してあげて、心の休まる場所を作ってあげましょう。
エサ
野草や葉野菜を中心にして、果物やリクガメフードの与えすぎは要注意です。具体的なエサは下記の記事にまとめているので、野草や葉野菜に関しては参考にしてみてください。
パンケーキリクガメの入手方法と値段
入手方法
パンケーキリクガメはCITESⅠ類に登録されています。現状飼育は可能ですが、日本には生息しておらず、今後も現地からの輸入はありません。
希少性が高くホームセンターなどで購入することはほぼ不可能で、爬虫類ショップもしくは爬虫類の販売会のみでしか購入できないと考えられ、購入価格も高く値段は年々高くなっています。2021年現在で1万5千円~4万円程度の様です。
今後も輸入ができなないことを考え、希少性が上がる可能性もあることから、パンケーキリクガメを飼育・繁殖させ、販売しようとする方も増えてくると思います。
おわりに
希少性が高いパンケーキリクガメですが、他のリクガメとは見た目が大きく違いとても人気の種類です。幼少期の頃はパンケーキではなく、柔らかいクッキーみたいだという声もあります。飼育してみたいという方は爬虫類ショップや販売会などに足を運んでみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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